独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は3月12日、2020年6月から運用が始まった「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」における「ISMAPクラウドサービスリスト」を初めて公表しました。セキュリティ基準を満たし登録が認められたクラウドサービスを一覧表示しています。
登録されたクラウドサービスは10サービス(7社)。同日付で株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、富士通株式会社、Google LLC、株式会社セールスフォース・ドットコム、Amazon Web Services,Inc、日本電気株式会社、KDDI株式会社が提供するサービスが登録されました。このうち、Google LLCと株式会社セールスフォース・ドットコムは2つ以上のサービスが登録されています。
リストには、登録日・更新期限のほか、クラウドサービスの詳細として、言明対象範囲や関連するサービス名もあわせて公表されています。
ISMAPはクラウドサービスを対象に、政府のセキュリティ要求を満たしているか評価し、認定したサービスのみを登録する制度です。これにより、セキュリティ水準の確保を図り、クラウドサービスの効率的な調達につながることが期待されています。