内閣府は、甚大な被害が想定される「南海トラフ地震」と「首都直下地震」について、防災啓発のためのシミュレーション動画を作成し、公開しました。国が、このような動画を作成し、公開したのは初めてです。
動画は、南海トラフ地震や首都直下地震が発生した場合、どのような被害が想定されるのか、また、どうすれば被害を軽減できるのかを CGで表現した映像です。
南海トラフ地震では、南海トラフ沿いでマグニチュード9クラスの巨大地震が発生した想定で、また、首都直下地震では、都心南部直下でマグニチュード7.3の地震が発生した想定で、強い揺れによる建物被害、広域に及ぶ津波災害に加え、巨大な津波の被害をCGでシュミレーションしています。
この動画の狙いは、多くの市民や企業の担当者に、動画を見てもらうことによって、事前に備えることで被害を最小限に抑えられるという減災の考え方を理解してもらい、防災対策に取り組んでもらうことです。
動画はホームぺージで公開されています。また、映像データはダウンロードが可能で、一定の制限はあるものの、訓練や研修などで自由に上映できます。