国土交通省と農林水産省は気候変動を踏まえた海岸保全のあり方を検討する委員会を設置、第1回検討会を10月2日に開催しました。
候変動により海面の水位が上昇していることや、2018年9月に台風21号により大阪湾で過去最高の潮位を記録した高潮によって関西空港等で浸水被害が発生したことなどを踏まえ、気候変動への対応策を具体化することが狙いです。
今後、海面の水位の上昇や台風の巨大化などによる沿岸地域への影響、海岸保全のあり方や海岸保全の前提となる外力の考え方、気候変動を踏まえた整備手法等について議論されます。
海岸保全施設は昭和30年代に発生した伊勢湾台風等を契機に整備されたものが多く、整備から60年経過し老朽化による更新時期を迎えていることも当委員会の設置背景にあります。