ローコード/ノーコード開発

掲載:2023年02月15日

用語集

ローコード/ノーコード開発とはプログラミングがない(=No)、もしくは少ない(=Low)ことを指す開発手法のことです。コード(code)とはプログラミング言語による記述(ソースコード)のことを指し、コーディングスキルのない非エンジニアでもノーコード開発ツールを使うことでアプリケーションを構築することができます。

企業にはDX推進、アジャイル開発やDevOps(開発チームと運用チームが連携して開発から運用までを高速化する手法)の浸透など「開発スピードを速めたい」という狙いがある一方、その実現に必要なIT人材は不足しています。ローコード/ノーコード開発は、自社の非エンジニアが主導してアプリケーションを開発できることが強みとなって市場が拡大、ローコード/ノーコード開発を支援するツールやプラットフォームが充実してきました。代表的なものにAdalo、 AppSheet(Google)、Bubble、 HoneyCode(Amazon)、Kintone(サイボウズ)、PowerApps(Microsoft)などがあります。

また、IT/DX人材の不足を背景に、DX・情報化に対応する能力を身につけるリスキリングの必要性が説かれています。ローコード/ノーコード開発は非IT人材をDX人材へと育成するとっかかりとしても注目されています。DX推進部署や事業部門がローコード/ノーコード開発を学ぶことでデジタルスキルを習得し、アイデアを具現化するスピードが高まると期待されています。

IT人材不足を解消し、開発期間も短縮化できるローコード/ノーコード開発ですが弱点もあります。ツールやプラットフォームに依存して開発するため、作り出せるアプリケーションやセキュリティの確保については制約を受けます。例えば機能はツールが提供するものに限定され、高い拡張性を求めるならば従来どおりのプログラミングでスクラッチ開発する必要があります。また、ツールやプラットフォームはクラウドサービスとして提供されるため、導入する際には自社のセキュリティポリシーと合致しているか、第三者機関の認証を取得しているかなどを確認することが必要不可欠となります。

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