メタバース

掲載:2022年07月19日

執筆者:ニュートン・コンサルティング 編集部

用語集

メタバース(Metaverse)とは、アバターと呼ばれる自身の分身となるキャラクターを通じて他者とコミュニケーションがとれる、インターネット上の3次元の仮想空間を指します。
メタバースは「meta(超越)」と「universe(宇宙、世界)」を組み合わせた造語であり、米国の作家ニール・スティーヴンスンによるSF小説「スノウ・クラッシュ」(1992年発表)に登場する仮想空間の名前に由来しています。

現在、メタバースが注目されている背景として、2021年10月にFacebook社が社名を「Meta」に変更し、メタバース関連部門に2021年だけで1兆円以上の投資をしたことが挙げられます。さらに、2021年11月にはマイクロソフトがメタバースを使ったコミュニケーションができる「Mesh for Microsoft Teams」を2022年からリリースすることを発表したほか、2022年3月には日本において、業界や企業の垣根を越えてメタバース領域の情報共有・発信を目指す一般社団法人Metaverse Japanが設立されるなど、メタバース領域への期待は国内外で急速に高まっています。

このように2021年後半頃から脚光を浴びているメタバースですが、メタバースの先駆けといわれ、仮想空間上で交流や売買取引ができるサービス「セカンドライフ」は、2003年に登場しました。
その後、2017年には「フォートナイト」、2020年には「あつまれ どうぶつの森」といったメタバースの一種といえるゲームが登場し、人気を集めています。
また、これらのゲームのほか、バーチャルオフィスやバーチャルイベント、バーチャルショップなど、メタバースは幅広い分野で活用が可能です。

こうしたメタバースの進化を支える要因としては、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などのテクノロジーの進化に加え、NFT「非代替性トークン(Non-Fungible Token)」の発展があります。
ブロックチェーン技術によってデジタルデータに「替えがきかない、唯一無二である(=非代替性)」という証明を与えられる技術であるNFTは、メタバース上での経済活動を支えるものとして期待されています。

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