独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は8月8日、「情報セキュリティ白書2019」を発行しました。
企業・組織のシステム管理をはじめとするセキュリティ業務に携わる関係者向けに現状と対策に役立つ情報をまとめるとともに、パソコンやスマートフォンを利用する一般利用者に対しても情報セキュリティ上の脅威への注意を促す内容です。情報セキュリティインシデントの具体的事例や攻撃の手口、政策や法整備の状況等を網羅的に取り上げています。
2018年度は、重要インフラのセキュリティ強化や企業経営層のセキュリティリスク管理への参画等でセキュリティ対策が進展した一方、ビジネスメール詐欺やフィッシング、不正アクセス等による被害が継続して発生したことが触れられています。
本白書は2008年から毎年発行されており、今回は2018年度の注目テーマとして、“制御システム”、“IoT”、“スマートフォン”、“ITサプライチェーン”、“AI”等のセキュリティ情報を掲載しています。