情報処理推進機構(IPA)と日本貿易振興機構(JETRO)、インドの非営利の技術シンクタンクであるインドソフトウェア製品産業ラウンドテーブル(iSPIRT)は12月12日、デジタルインフラ分野の協力に関する共同声明を発表しました。経済産業省と印電子IT省が2018年10月に合意した「日印デジタル・パートナーシップ」に基づくもので、三者は今後、デジタルインフラの構築に関する情報交換やアーキテクチャ設計および実装能力の向上などを目的とする交流・意見交換を定期的に実施します。
IPAはアーキテクチャ設計に関して先進的な取り組みを行うiSPIRTとの連携を通じて、産業界のアーキテクチャ設計能力を向上させるとともに、これから設立する「IPA産業アーキテクチャ・デザインセンター(仮称)」のグローバルな連携ネットワーク構築に役立てるとしています。
JETROはオープンで民主的なデジタル公共財の第三国(アジア、アフリカ等)への展開に際し、日印間あるいは日印と第三国間でのビジネスマッチングといった企業間連携の創出を支援します。
iSPIRTは2013年に設立された非営利のシンクタンクでインドの公共デジタルインフラ「India Stack(インディア・スタック)」の設計を主導した団体です。