独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は5月14日、「トランスフォーメーションに対応するためのパターン・ランゲージ(略称トラパタ)」を公開しました。
IPAが2018年度から行っているDX推進に関する調査で得られた知見をもとに、様々なトランスフォーメーションに組織や個人がどのように取り組めばよいか「考えるヒント」をパターン・ランゲージ(成功事例や熟練者に繰り返し見られる「パターン」を抽出し、抽象化を経て言語化したもの)として整理したものです。
「トラパタ」は全部で24個の言葉から出来ており、それぞれがパターンとも呼ばれます。それぞれの「パターン」について、「状況」と「問題」が提示された後、その「問題」を「解決」するための考え方や行動のコツが示され、最後に「解決」実践後に得られる「結果」が解説されるという流れになっています。
IPAは、今後、このトラパタを活用するためのワークショップなども開催する予定であるとしています。
「トランスフォーメーションに対応するためのパターン・ランゲージ(略称トラパタ)」は、IPAのウェブサイトからPDF形式でダウンロードが可能です。