サイバーフィジカルセキュリティ研究センター(CPSEC)と人工知能研究センター(AIRC)は6月30日、AIシステムの設計開発における品質マネジメントについて体系的にまとめた「機械学習品質マネジメントガイドライン」を公開しました。
本ガイドラインでは、AIの誤判断による事故や経済損失を回避し、AIシステムを安心して利用するための品質マネジメントが求められている背景もあり、機械学習を利用したAIシステムのライフサイクル全体における品質マネジメントについて、必要な取り組みや検査項目を提示しています。
また、AIシステム利用時に必要な品質を「利用時品質」、AIシステム中で機械学習要素に要求される品質を「外部品質」、機械学習要素が固有に持つ特性を「内部品質」と定義しており、「内部品質」の向上によって「外部品質」が必要なレベルで達成され、最終的な製品における「利用時品質」が実現されるとしました。
「機械学習品質マネジメントガイドライン」は、CPSECのウェブサイトからPDF形式でダウンロードが可能です。