国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は9月2日、物流拠点から住宅や指定地への配送(ラストワンマイル物流)において、「遠隔・非対面・非接触」を実現するための自動走行ロボットの技術開発に着手すると発表しました。
新型コロナウイルス感染症による影響で、ラストワンマイル物流における宅配需要の急増や配達員不足などが発生し、「遠隔・非対面・非接触」での配送ニーズが増加しています。その対応策として、自動走行ロボットを活用した新たな配送サービスの実現が求められ、実用化されれば非常時でも物流サービスを維持できることから、サプライチェーンの強靭化につながります。
本事業では、自動走行ロボットを集合住宅や市街地、商業施設、工業地帯などで走行させる実証を11月から実施し、一部では公道での実証を行うとしています。
経済産業省の「自動走行ロボットを活用した配送の実現に向けた官民協議会」と連携し、以下に関する情報を同協議会に提供します。
- 事業化に向けて核となるユースケースの明確化
- 自動走行ロボットの仕様に関する安全性評価や自動走行ロボットの安全な運用体制の構築
- 自動走行ロボット活用に関する制度・法令などの検討・整備