一般社団法人データサイエンティスト協会(DSS)と一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は4月20日、「デジタルリテラシー協議会」を設立したと発表しました。ビジネスパーソンのデジタルリテラシーの向上を目的としています。
デジタルリテラシー協議会は、ITやデータサイエンス、AIを使うための基礎的なスキルと知識およびマインドをデジタルリテラシー「Di-Lite」として定義しました。デジタルトランスフォーメーションの推進には、これまでの「デジタルを作る人材」だけでなく、「デジタルを使う人材」も含めた両輪の育成が必要になるとして、ビジネスパーソンの「Di-Lite」習得を推進します。
これに先駆けて協議会は同日、「デジタルリテラシー・スキルフレームワーク」を公開しました。このフレームワークでは、デジタルに関連して習得すべきスキルや知識およびマインドについて全体像を示した上で、どこが「Di-Lite」に該当するのかを説明しています。
協議会は今後、「Di-Lite」について産業界やユーザーの声を反映して更新するほか、デジタル技術の進化に合わせてデジタルリテラシー領域の網羅性を確認するとしています。
なお、協議会の開催は年1~2回とし、第1回は夏になる予定です。