【速報】「ユーザーテスト」を奨励、都庁職員向けに「ユーザーテストガイドライン」を公表 東京都

掲載:2021年09月16日

サイバー速報

         
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東京都は9月1日、都がデジタルサービスを提供するにあたって、サービスの使い勝手をユーザーが試す「ユーザーテスト」を奨励する方針を示し、そのための手法として「ユーザーテストガイドライン」を公表しました。デジタルサービスに関連する企画や調達、開発および運用などの実務に携わる都庁職員向けです。

ユーザー目線で質の高い行政サービスを提供するために、ユーザーテストは不可欠であるとして、同ガイドラインは作成されました。都は「テストしないものはリリースしない」を合言葉に、サービス開発プロセスにユーザーテストを組み込むことを全庁で徹底すると明言しています。

ガイドラインでは、ユーザーテストについて、具体的な方法を示しています。基本的な流れは、(1)テストの計画、(2)テストの実施、(3)改修となっており、テストの計画に必要な「目的の設定」「タスクの設計」「課題管理表の作成」については、都のデジタルサービス局がひな形を用意しています。当初は都職員をテスターにして実施し、2022年度には都民をテスターにしてデジタルサービスの提供を進めたい考えです。

また、同ガイドラインでは先行事例として都が運営する「新型コロナウイルス感染症対策サイト」などを紹介しています。同サイトは、オープン・ソースにして多人数で開発を進め、そこでの改善提案約2,200件をサイトに反映させ、使いやすさを向上させました。

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