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コラム

社員の意識の重要性

2008年06月24日

コンサルタント

高橋 征三

もう随分昔の話ですが、私が社会人に成り立ての頃、労使交渉のもつれから首都圏の大手私鉄がストライキに突入する可能性が高まったことがありました。

いよいよ翌日の朝ストライキ決行かという日、私は当時の上司に

「明日ストライキが決行されたら会社に来ることができませんので、その場合は有給休暇扱いにしてください。」

と頼みました。すると、

「何言ってんだよ。歩いてでも出社するんだよ。歩いて来れないんだったら会社に泊まれ。」

と怒られてしまいました。

私は 「はあ、そういうものなんですか。」 と釈然としないまま答えたのですが、そのときの心境は

「自分一人くらい出社しなくても会社が潰れる訳じゃないじゃないか・・・」

というものでした。

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結局、ギリギリになって労使交渉が妥結し、ストライキは決行されず、私は翌日も普段通り出社できたのですが、最近、BCM構築のお仕事をさせていただくようになり、苦笑いとともにあの時の自分の心境を思い出します。

BCMは(企業の)重要な事業を継続させるための仕組みです。

従って、策定されるBCPやIMPも、企業にとって重要な事業を継続させる、もしくは復旧させる活動になります。その活動を担う担当者はもちろんのこと、社員の方々が「自分一人くらい」とか「自分がやらなくても誰かがやってくれる」などと思ってしまったらどうなるでしょう?
せっかく策定したBCPやIMPは機能せず、恐らく継続・復旧活動はスムーズに進行しないでしょう。
そうなった時、その先に待っているものは大変な結果かも知れません。

ですので、BCMを構築する際には経営陣やプロジェクトメンバーのみならず、一般社員の方々にも、BCMの重要性を周知・徹底することをお勧めします。

自分一人くらい、と思う人が一人いることにより、会社が潰れてしまうかも知れないのです。

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