【速報】2021年版の警察白書を公表 警察庁

掲載:2021年07月29日

サイバー速報

         
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警察庁は7月20日、2021年版の警察白書を公表しました。2020年のサイバー犯罪の検挙件数は過去最多となり、サイバー犯罪およびサイバー攻撃の脅威は「極めて深刻な情勢」と表現しています。

白書は2部構成で第1部に特集が4つ組まれています。このうち、最も多くのページ数が割かれた特集は「サイバー空間の完全の確保」でした。サイバー犯罪の検挙件数は増加傾向にあり、2020年は前年比3.7%増の9,875件となりました。増加が目立ったのは、ホームページのデータを無断で書き換えたり、インターネットを利用して金融機関の他人の口座から自分の口座に無断で預金を移したりする「コンピュータ・電磁的記録対象犯罪」で、前年比29.1%増の563件となりました。

新型コロナウイルス感染症に関連するサイバー犯罪と疑われる事案も多く発生し、887件でした。そのうち約半数は詐欺で、次いで不審メール・不審サイト(15.2%)、個人情報等不正取得(11.6%)となりました。

警察庁の取り組みとしては、例えば「サイバーフォースセンター」を紹介しています。同センターでは、サイバー攻撃のリアルタイム検知ネットワークシステムを運用し、2020年は1センサー当たり約13.3秒に1回という高い頻度で世界中から不審なアクセスが行われていることを観測したとしています。

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