ランサムウェア攻撃による被害とその防止策をドラマ仕立てにして解説、啓発用の映像を公開 警察協会
掲載:2023年03月17日
サイバー速報
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警察協会はこのほど、サイバーセキュリティ対策の重要性を伝える映像コンテンツ「サイバー犯罪のリアル」を公開しました。個人と組織向けにサイバー犯罪の実態と被害防止策をドラマ仕立てで解説しています。また、被害に遭った際には警察に連絡するよう呼びかけています。
公開された映像コンテンツは警察庁が監修し、第1話から第4話までを収録しています(全編53分)。組織向けの内容は第2話「見知らぬ脅迫者」で、企業がランサムウェアによるサイバー攻撃の被害に遭う様子が描かれています。ネット販売事業を展開する中小企業を舞台にサイバー攻撃によってコンピューターウィルスに侵入され、データが暗号化され身代金が要求されるという設定です。ファイルやサーバーにアクセスできず業務が停止してしまう過程やデータを復元し業務を復旧させるまでの手順などが具体的に描写されています。
一方、第1話はフィッシング詐欺に遭う事例、第3話はSNSでの「自画撮り」被害や誹謗中傷の事例を取り上げた物語です。第4話はスマートフォンの安全な使い方を解説した内容となっています。
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