各地の劇場やコンサート会場で公演中の避難訓練開催
掲載:2014年08月05日
リスクマネジメント速報
目次
各地の劇場やコンサート会場などで、公演中の避難訓練が企画されています。
熊本県立劇場では、今年3月、昨年に引き続きいて、地震を想定した避難訓練コンサートの第2回「「劇場で地震と火災が発生したら!?」~もしもに備えてみんなで訓練~」を開催しました。「地震の後での火災発生」等の設定も盛り込まれたり、練習室やリハーサル室等の利用団体も訓練に参加したり、今後も継続的な開催が予定されています。
横浜みなとみらいホールでも、9月24日に今年で8回目となるコンサート形式での避難訓練が実施されます。横浜市消防音楽隊が出演し、より実際のコンサートに近い状況の中で訓練を行うことで、ホールスタッフの危機対応能力の向上をはかると共に、より安全なホール運営をめざしているとのこと。コンサート開演中に火災発生、避難誘導訓練を行いますが、火災はどの場面で起こるか観客には知らされていません。
8月23日に大分市のホルトホール大分で開かれるのは「コンサート中にもし災害がおきたら!?」。南海トラフ巨大地震に備え、コンサート中に地震が起きることを想定した避難訓練で、実際に大ホールで演奏を行っている最中に観客や演奏者が避難し、公共の場で災害に遭遇した時の行動や心構えを学ぶというもの。福島県三春町のボランティア団体による講演の後に県警音楽隊が演奏し、地震発生の合図を受けて会場から避難します。訓練を終えた後は演奏を再開し、コンサートを楽しむことができます。ホルトホール大分では「不慣れで知らない人たちが集まった場所で、どれだけ適切に動くことができるか、確認したい」と話しています。
8月31日には、新国立劇場で、新国立劇場オペラ研修所修了生出演による「避難体験オペラコンサート」が開催されるほか、9月10日にも、横浜市栄区文化センター「リリス」で花田えり佳さんのピアノリサイタルである「避難訓練コンサート2014」が開催される予定です。
参考文献
- 避難訓練コンサート - イベント情報 - 市民ホール
- 第2回避難訓練コンサート報告「劇場で地震と火災が発生したら!?」~もしもに備えてみんなで訓練~ | 熊本県立劇場
- 避難体験オペラコンサート | 新国立劇場 オペラ