気象庁は21日、御嶽山(長野・岐阜県境)の火口周辺警報を解除し、噴火警戒レベルを現在の2(火口周辺規制)から、一番低い1(活火山であることに留意)に引き下げました。
御嶽山は過去2014年9月に噴火しており、レベル1への引き下げは、噴火直後以来、約2年11カ月ぶりとなります。同庁は火山活動の静穏化の傾向が続いているため、火口から1キロの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性が低くなったと判断しました。
また、8月1日から全国の火山を24時間体制で監視観測するための新たな「火山監視情報システム」を稼働させています。システムの更新は7年ぶりで、火山観測データが同時に多角的に解析できるようになりました。