政府は大雨や土砂災害などの避難情報を5段階にレベル分けする指針を定め、5月末から運用を開始しました。2018年7月の西日本豪雨で各自治体が避難を呼び掛けたものの、逃げ遅れによる死傷者が相次いだことなどを受け、政府中央防災会議が危険度をより分かりやすく伝えるための検討を進めていました。
指針では、5段階の警戒レベルに応じて取るべき対応を明確化。警戒レベル3で高齢者等避難開始、レベル4以上で全員避難、レベル5では既に災害が発生している状況のため「命を守る最善の行動を取る」としました。自治体が避難情報を発令する際、警戒レベルも併せて伝えることで、直感的に理解しやすくし、早期避難を促す狙いがあります。