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就活生4人に1人が経験、就活ハラスメント防止へ好事例集を公開 厚労省

掲載:2023年03月15日

リスクマネジメント速報

         
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「就活ハラスメント」をなくすため厚生労働省は3月7日、対策を講じている企業の好事例を掲載した「就活ハラスメント防止対策企業事例集」を作成し公表しました。就活ハラスメントに関して社内研修や相談窓口の設置などに取り組む企業10社を取り上げています。

就活ハラスメントとは、採用する企業や従業員などが優越的な立場を利用して就職活動中の学生に行うハラスメントのことをいいます。厚生労働省の実態調査(「令和2年度職場のハラスメントに関する実態調査報告書」)によると、約4人に1人が就活ハラスメントの被害を受けています。具体的には、インターンシップに参加したときに就活ハラスメントを受けたとする学生が多く、内容では「性的な冗談やからかい」が最も多くなりました。

一方、企業は就活ハラスメントを起こした場合、社会的信用を失って企業への応募が減少する可能性があります。事例集では、「リクルート活動における行動規範」を策定したり、応募者の人権尊重について学ぶ面接トレーニングを実施したりしている企業などの事例を紹介しています。

また、就活ハラスメント防止に向けた特設ページも合わせて公開しました。それによると、就活ハラスメントにおけるセクシュアルハラスメントは、「若手社員がリクルーターとして活動するOB・OG訪問や面談時に起こりやすいことがわかっている」と紹介。行動指針やマニュアルなどの策定とリクルーターへの研修が有効な対策としています。

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