経済産業省は8月27日、「デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会」を設置し、同日に第1回目を開催すると公表しました。 コロナ禍による企業の事業環境の変化を明らかにし、DX（デジタルトランスフォーメーション）を推進していくための課題および対策のあり方について検討を進めることを目的としています。

2018年9月に公表したDXレポート「～ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開～」において、DX推進の重要性と課題を提起し、その後も「DX推進ガイドライン」や「DX推進指標」を公開してDX推進のための施策を展開してきました。

デジタル変革に対する現状への危機感を持つ国内企業は増加しているものの、DXの取り組みを始めた企業と未実施の二極化が見られるうえ、新型コロナウイルスの世界的な流行を受けて企業の事業環境は不安定になり、DXの推進は「待ったなし」の状況であり、具体的な取り組みの方向性や優先度については、アフターコロナを見据えて再検討する必要があるとしています。

研究会では、コロナ禍による変化を明らかにし、DXを推進していくための課題及び対策のあり方について検討を進めます。