「企業IT動向調査報告書2024」(2023年度調査)の速報値を公表 JUAS
掲載:2024年02月22日
サイバー速報
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日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は1月30日、「企業IT動向調査報告書2024」(2023年度調査)の速報値を公表しました。2024年度にIT予算を増やす見込みであると回答した企業は全体の約5割となりました。また、IT予算の重点投資領域として「セキュリティ強化」を重視する企業の割合が前年度調査に比べて高くなりました。
調査は例年実施しているもので、今回は2023年9月8日から10月26日にかけて行いました。東証上場企業とそれに準じる企業4500社を対象にWebアンケートを行い、976社から回答を得ました。
速報値によると、24年度IT予算を23年度よりも「増加する(予測)」と回答した企業は48.0%であり、23年度予測を尋ねた前回調査と比べて1.9ポイント増加しました。「増加する(予測)」(48%)から「減少する(予測)」(10%)を差し引いた指標(DI値)は38.0ポイントであり、前回調査に続いて高い水準となりました。
調査では、IT投資によって解決したい短期的および中長期的な経営課題を、3つまで順位をつけて選んでもらっています。それによると、それぞれ第1位は「業務プロセスの効率化(省力化、業務コスト削減)」でした。他方、「セキュリティ強化」は短期的の第2位、中長期的な経営課題の第4位となりました。中長期的な経営課題として「セキュリティ強化」を上位3位までに選んだ企業は増加傾向となりました。第1位に選んだ企業の割合は10.1%であり、第2位や第3位に選んだ企業もそれぞれ9.8%と15.5%でした。これら上位3位の割合を足したものでは、「業務プロセスの効率化(省力化、業務コスト削減)」と並び35.4%と最も高くなりました。
このほか、企業が重視するIT人材について「現在」と「今後」を尋ねた結果などがまとめられています。
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