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富士山の大規模噴火による降灰シミュレーションを公表 中央防災会議

掲載:2019年04月01日

リスクマネジメント速報

         
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政府の中央防災会議は3月22日、富士山が大規模噴火した場合の降灰シミュレーションを公表しました。宝永噴火(1707年)をモデルに、噴火からの時系列に沿って降灰量や灰が堆積する範囲を予測しています。

シミュレーションによると、降灰は静岡や山梨から東京・神奈川・千葉・埼玉など広い範囲に及ぶ見込みで、噴火から15日の降灰量の累積は、富士山に近い静岡県御殿場市で約120センチ、横浜市では約10センチ、東京都新宿区でも約1~1.5センチと試算。また、降灰により、交通インフラやライフライン、建築物・施設設備への影響が懸念されるとしています。

具体的な影響としては、道路の視界不良、降灰に伴う通電不良による踏切や信号の誤作動・停止、取水地の水質悪化による断水等を挙げており、今後、被害軽減に向けた対策について、項目を整理し、とりまとめる予定です。

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