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安全保障にかかわる技術の流出防止に向け、当事者意識を持てる内容の動画を公開 警視庁

掲載:2022年12月02日

リスクマネジメント速報

         
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警視庁公安部は11月9日、日本の技術情報が海外へ流出することを防ぐ目的で、経営者や従業員が当事者意識を持てるような内容の動画を公開しました。動画は俳優の筧利夫さんやのんさんが出演する全3編のドラマです。

動画タイトルは「PRIDE×ORDER 警視庁公安部presents 狙われる日本の技術」。前編・中編・後編の全3編で完結する物語で、一編は10分前後です。警視庁のサイトでは「これは、企業の誇り(PRIDE)と警察の秩序(ORDER)をかけた物語」と紹介されています。

ドラマは経済安全保障の観点から作成されたものです。技術情報の窃取を目的としたスパイ活動は日常に潜む脅威であると注意を促しています。具体的には、適正な経済活動や研究活動を装って標的となる企業や大学および個人に接近する事案が発生しています。警視庁公安部は不審な動向や情報を少しでも把握したら相談してほしいと呼びかけています。

なお、動画では、筧利夫さん扮する警察官が、企業を個別訪問して先端技術の流出経路などについて周知したり、対策の徹底などを呼び掛けたりする姿が描かれています。一方、のんさんは、大容量の通信規格5Gを活用してサービス開発をするシステムエンジニアの役で、勤務先の機密情報が海外の産業スパイに狙われてしまいます。物語の中ではサーバーへのアクセス権の制限など、サイバーセキュリティの重要性についても触れられています。

動画は警視庁のサイトのほか、ユーチューブでも公開しています。

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