4月25日、政府の地震調査委員会が、今後30年間に相模トラフ沿いに起きる地震の発生確率を発表しました。これによると、M7級(M6.7~7.3)の地震が70%程度、M8級(M7.9~8.6)は0~5%という長期評価になっています。
M7級の地震は、1703年の元禄関東地震(M8.2)から1923年の関東大震災(M7.9)までの220年間で、平均27.5年に1回の間隔で発生しています。1987年の千葉県東方沖で起きた地震を最後として計算すると、今後30年の発生確率は70%程度となるとのことです。
M8級の地震は、歴史記録や地質調査等から180~590年間隔で発生すると推定。前回の関東大震災から90年経過していることから、今後30年の発生確率をほぼ0~5%としました。元禄関東地震クラス、またはそれ以上の地震の平均発生間隔は2300年程度と想定し、今後30年間での発生確率はほぼ0%となりました。