日立市企業局は1月29日、市内の上下水道施設で災害時でも飲料水を確保するための防災訓練を行いました。このうち同市滑川町3丁目の滑川配水場では飲料水の給水訓練が行われ、職員が貯水槽からホースで水を引き、ポリタンクなどに給水する手順を確認しました。
訓練は、震度6強の地震で沿岸部に大津波警報が発令され、断水していると想定。同配水場では、震災後に導入した蛇口4個付きの緊急用給水栓を使って、できるだけ早く給水できるよう対応を確かめました。
また、同局では1月20日、Web上の地図機能を活用し、災害時の市内給水拠点を検索できるナビゲーションシステムを新たに作成し、ホームページで公開しました。大地震が発生し、断水になったときでも、浄水場・給水所などの給水拠点で、応急給水を受けることができます。平時より、いざという時のために、自宅に最も近い給水拠点を確認しておくことを呼びかけています。