神戸市は1月16日、阪神・淡路大震災の体験を次世代に伝えるため、地理情報システム(GIS)を活用した新コンテンツ「神戸GIS震災アーカイブ」を公開しました。
「神戸GIS震災アーカイブ」は阪神・淡路大震災の被災当時の写真や映像、建物被災度集計結果や被災度別建築物分布状況図、被災体験者の証言映像などをまとめました。既設のホームページ「神戸市情報マップ」に新たなコンテンツとして追加されました。
阪神・淡路大震災から25年が経過し、被災の体験を風化させないために、震災を経験した世代の資料や証言をGISマップ上に掲載して保存、継承する狙いがあります。
調査や行政資料の収集、被災体験者や専門家からの証言映像の収録作業は兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の学生が中心となって行い、被災体験のない世代でも分かりやすく学べる内容となっています。