AIネットワーク社会推進会議による「報告書2022」と別冊「『安心・安全で信頼性のある AI の社会実装』の取組事例~グッド プラクティス集~」を公表 総務省
掲載:2022年07月29日
サイバー速報
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総務省のAIネットワーク社会推進会議は25日、「報告書2022」を公表しました。AIの社会実装に関する最新の取り組み事例や、2017年7月に策定した「AI開発ガイドライン」および2019年8月に策定した「AI利活用ガイドライン」に関するレビュー、海外動向などを記しています。また、別冊として取り組み事例集も公開しました。
「報告書2022」は4章構成で全127ページ(別紙含む)です。まずAIネットワーク化をめぐる最近の動向として、国内外のほか、 国際標準化に関する動向、2022年3月に開催された国際シンポジウムを取り上げています。続く第2章では、「安心・安全で信頼性のあるAIの社会実装」の推進に関する取り組み事例を取りまとめ、第3章では、AI開発ガイドラインおよびAI利活用ガイドラインに関するレビューとともに、両ガイドラインの見直しに関する論点を整理しています。
AIネットワーク社会推進会議の今後の取り組みは第4章に記載されています。ガイドラインの見直しや取り組み事例の周知・共有、人材育成の推進などを掲げています。
別冊の「『安心・安全で信頼性のあるAIの社会実装』の取組事例~グッド プラクティス集~」は、事業者や有識者、関係団体など15事業者の事例を紹介しています。
AIの社会実装がどのような取り組みによって進むのか、その取り組みを進めるうえで事業者にどのような課題が生まれるのか、対応するにはどのような環境を整えるべきかなどの観点で取り組みを紹介しています。
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