24時間で組織を変えるISO内部監査定着化サービス
「他山の石」ではない不祥事
「データ改ざん」「無資格者による検査」など大企業による不祥事が後を絶ちません。ここ十数年、似たような事故・報道がこれだけ大々的に取り上げられてきたにも関わらずです。「他山の石」とはよく言ったものですが、「他山の石は他山の石でしかない。自分たちは前からずっとこのやり方でやってきたのでおかしいとは全く思わなかった」というのが実態です。悪意がないだけに余計に始末が悪いとも言えます。そうした組織から聞こえてくるのはいつも「組織の硬直化」、「縦割り組織の行き過ぎ」、「(誰も見ていない)特別扱いの部門」などといった反省です。
風通しの良い組織へ
ではどうしたらいいのか。「自分が間違っているかも」と思えるようになるには、組織内部に新しい風を吹き込むことです。具体的には、他部門・他企業との人材交流、コミュニケーションの活性化などです。しかも継続的に新しい風が入る工夫をすることが必要不可欠です。
継続的に新しい風を吹き込むには、ISOの仕組みに則った内部監査が有効といわれ、既に導入している企業も多くあります。しかし、ISO内部監査は事務局のみならず従業員の負荷も大きく、ともすると形式的になりがちです。本サービスでは、現在のISO内部監査の実効性に問題を感じている企業を対象に、お客様の負荷を最低限に抑えながらも、大きな効果が期待できるISO内部監査定着化をご支援します。
このようなお客様におすすめします
このサービスは、ISO認証に基づいた内部監査を実施しているものの、その実効性に課題を感じていらっしゃるお客様向けのサービスです。具体的には、下記のいずれかに当てはまるお客様を想定しています。
- ISOの運用がうまく回っていないと感じている
- 内部監査はおろか、ISOの活動全体が形式的である
- 使わない規程や記録が膨大にある
- 関係者の「やろう」という意識が低い、など
- ISO内部監査が形式的なチェックにしかなっていないと感じている
- ISO内部監査員のスキルが低いと感じている
- ISO認証を取得しており外部審査を受けているが、気になるところを指摘してもらえていないと感じている
サービスの特長
本サービスの特長は4つあります。
- 1. 劇的に変える内容でありながら、お客様の負荷を最低限に抑えられる
- 本番のISO内部監査OJTとそのための準備を含め、内部監査に参加される監査員お1人様あたり総計24時間※以内の打ち合わせに留めます。ISO内部監査計画の作成やISO内部監査OJTの準備も、コンサルタント同席の打ち合わせの中で終えてしまいます。したがって、お客様の負荷を最低限に抑えることができます。
※内訳:定例会議(1.5時間/月✕10回)+ISO内部監査OJT(8時間✕1回)+クロージング(1時間)=24時間。ただし、組織規模などによって変動する可能性があります - 2. コーチングとOJTの組み合わせでお客様にノウハウが残る
- お客様のISO内部監査体制やプロセス、チェックシートの見直しを机上で行ったり、口頭でアドバイスするだけでなく、実際のISO内部監査OJTの準備を一緒に行い、それを一緒に実行し、経営者に報告を行う…一連の活動を全てやりきるところまでを支援範囲に含めています。したがって、お客様に完全にノウハウが残り、2年目から自走化することができます。
- 3. ISO内部監査の素人でも参加でき、将来的に全社員がISO内部監査をできる体制を目指せる
- 難しい専門用語を使ったり、複雑な手続きの話に終始するのではなく、あくまでも業務目線で、ISOやISO内部監査に親しみのない方でもわかる易しい講義を行います。また、コンサルタントが採用する内部監査手法は、従来のような規格寄りのチェックシートを使った堅苦しいものではなく、現場のみなさまが馴染みある業務寄りの目線での監査手法です。さらに、お客様さえその気ならA部門の方がB部門を監査したり、B部門の方がC部門を監査するなど、いわゆるクロス監査なども実現可能です。こうした活動を通じて将来的に全社員がISO内部監査をできる体制を目指すことも可能です。
- 4. 楽しみながら参画でき、また組織全体を明るくできる
- 「守られていないルールは何か」だけでなく「どのルールが役に立ってないか」「ビジネスに影響のありそうな問題は何か」という目線を大切にしてISO内部監査OJTを行います。また、主要部門から幅広くISO内部監査員を募り、現場からも参加いただくことを前提としているので、ISO内部監査をする側・される側の壁を取り払うことができ、ひいては組織全体を明るくする活動につながっていきます。
サービスの流れ
最初にコンサルタントが、トップマネジメントへのインタビューを行い、トップが重要視する事項の確認をします。また、事務局打ち合わせを通じた問診を行い、お客様がどのような問題・課題を抱えていらっしゃるのか、誰をどこまで巻き込んだどのような体制がいいのか、どのような進め方があっているのかを相談して決めます。
その後、月1回のペースで、1回1.5時間のコンサルタントとの打ち合わせを年10回行います。この10回の打ち合わせの中で、ISO内部監査員教育と実技研修、ISO内部監査OJTの準備、報告書作成を実施。別途8時間でISO内部監査OJT、1時間でクロージングを行います。監査員1名あたり年間計24時間という短時間で全てを完結させるサービスです。
なお、打ち合わせおよびISO内部監査OJTには、管理部門だけでなく主要部門から監査員をアサインいただき、ご参加いただくことを推奨しています。ISO内部監査を現場の従業員が「自分ごと」化し、実効性を高めるためです。
例)経営企画室1名、総務部1名、業務部2名、営業本部2名、管理本部1名、生産本部1名 など
手段 | 目的 | |
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事前 | トップインタビュー+問診(2時間) | 課題特定と進め方や体制の決定 |
1月 | 定例会議(1.5時間) | 内部監査基礎研修(1) |
2月 | 定例会議(1.5時間) | 内部監査基礎研修(2) |
3月 | 定例会議(1.5時間) | 内部監査実技研修準備(1) |
4月 | 定例会議(1.5時間) | 内部監査実技研修(1) |
5月 | 定例会議(1.5時間) | 内部監査実技研修準備(2) |
6月 | 定例会議(1.5時間) | 内部監査実技研修(2) |
7月 | 定例会議(1.5時間) | 内部監査計画作成と体制決定 |
8月 | 定例会議(1.5時間) | 内部監査本番準備(1) |
9月 | 定例会議(1.5時間) | 内部監査本番準備(2) |
10月 | ISO内部監査OJT(8時間) | 本番監査及び報告書作成、経営層への報告会※ |
11月 | 定例会議(1.5時間) | ISO内部監査OJTの振り返り |
12月 | 定例会議(1時間) | クロージング |
お客様にお願いしたいこと
トップマネジメント(一般的にはお客様の社長がこれに該当します)へのインタビューと、事務局様に対する問診にご対応ください。また、組織の状況やISO運用状況がわかる必要な情報開示をお願いいたします。加えまして、トップインタビューおよび問診の結果、決定した新体制に沿った要員のアサインメントと、その要員の方々が全ての定例会議へ確実に参加できるような手配をしていただく必要があります。さらに、弊社コンサルタントのアサインメントを確実なものにするために、全12回の日程を支援開始時に全て確定させていただくことが条件になります。
本サービスをご利用いただくための条件
- トップインタビューの実施
- 事務局への問診
- 必要な情報開示
- 全日程の確定