組織のリスクマネジメント力・危機管理力評価サービス
組織のリスクマネジメント力・危機管理力評価が求められる理由
2005年の会社法(新会社法)成立以来、全社的リスクマネジメント(ERM)に取り組む組織が増えています。具体的には、部長クラス向けのリスク調査を毎年行い、組織が抱えているリスクを可視化し、重点的に対応すべきリスクへの対応計画の作成と実行を行う活動で、企業経営において推奨されています 。
しかしながら、多くの組織ではERMが企業の事故や不祥事の防止に役立てられていないという課題を抱えています。ERMによってむしろ形式的な活動を増やし、いわば重い鎧を着てマーケットで戦っているような状況を招いています。本来のERMは企業価値の維持・向上に資するものであるにもかかわらず、です。そんな組織は今一度原点に立ち返り、自組織のERMの取り組みにはどんな課題があり、今後どの方向に向かって進めばいいのかを把握する必要があります。しかし、その答えを見つけるのは容易ではありません。なぜなら、ものづくりと違い、リスクマネジメントは成果を図ることが難しい取り組みだからです。
こうした悩みを解決するために生まれたのが「組織のリスクマネジメント力・危機管理力評価サービス」です。ニュートンでは、今まで支援したリスクマネジメントの取り組みが奏功している企業とそうでない企業の特徴についての豊富な知見から、総合的な評価シート/システムを作成いたしました。
本サービスをご利用いただくことで、企業価値の維持・向上に貢献する本来のERMと比べて、自組織のERMはどの段階にあるのか、その活動はバランスが取れているのか、今後は何に留意して取り組むべきかなどを明らかにすることができます。
このようなお客様におすすめします
全社的リスクマネジメント(ERM)を導入・運用されているお客様が対象です。とりわけ下記の悩みを抱えていらっしゃるお客様に活用いただきたいサービスです。
- ERMに問題があると感じているが、どこに問題があるのか特定できていない
- ERMを改善したいと思っているが、いきなり大きな予算はとれない
- 経営層に正しく状況を報告し、改善の必要性や取り組むべき方向性を説得したい
- それなりにしっかりとやってきた自負はあるが、我流でやってきたので本当に問題ないか不安で、外部専門家に客観的な評価をしてもらいたい
- 色々な取り組みをやってきたつもりではあるが、なかなか事故が減らない
サービスの特長
- 「トップインタビュー」効果で経営に響く評価ができる
トップマネジメントに対するインタビュー(約1時間)の実施を通じて、トップの思いの可視化を図るとともに、評価の精度を上げるため、重点評価すべき項目の仮説を立てます。
(弊社の「トップインタビューサービス」は、本サービスに組み込まれております。)
- 理論と実践に裏打ちされた評価項目でリスクマネジメント力を総合評価できる
評価項目は広く知られたERMのガイドライン(ISO31000やCOSO-ERM等)の考え方をベースに、弊社が1,000社以上の企業支援を行う過程で得たノウハウ(どのような活動ができている企業がリスクマネジメント力を持つのか等)を組み合わせて作成。約150からなる項目を用いて評価します。
- 他社ベンチマークとの比較を通じて自組織の立ち位置がわかる
リスクマネジメントの取り組みが奏功している企業とそうではない企業のベンチマークを提供します。これにより、お客様の現在のリスクマネジメント力の立ち位置を可視化できます
- 課題解決のヒントを得ることができる
評価結果に対して、課題解決策を提示します。これにより、本サービス利用後に、お客様がどのような方針を持ってリスクマネジメントの改善に取り組めばよいかを知ることができます。
評価ツール
- 国際的なリスクマネジメントガイドライン(ISO31000やCOSO-ERM等)
- ニュートン・ERM・フレームワーク
- リスクマネジメント成功企業に共通する組織文化5大要素
- 不祥事企業分析DB
- ニュートン・リスクマネジメントコンサルタントの知見
成果物イメージ
- 組織のリスクマネジメント力評価結果報告書(約30ページ)
評価ステップ(例)
事例