全社的リスク管理(ERM)

全社リスクアセスメント実施支援サービス

評価・モニタリング・監査

5G、クラウドサービス、AI、ドローンなど様々な技術革新もあり、いま企業の戦略決定から計画策定、その実行、振り返りといった一連の活動に求められるスピードは増す一方です。当然ながら、企業を取り巻くリスクも、それ以上の速度で変化します。昨日まで取るに足らなかったはずの事象が、今日の自社の致命傷につながるリスクになり得る時代です。経営層がその全てをタイムリーに把握し適切な手当をするのは至難のワザです。

自社を守るためには、全社的・効果的・効率的なリスクアセスメントの実現が必要不可欠です。全社リスクアセスメント実施支援サービスは、組織全体がどのようなリスク・課題を抱え、どのような対応を行っているのか、経営にどのような関与が求められているのか…こうしたことを可視化するために組織全体の力を借りて、経営層が認識すべき・積極関与すべきリスクを可視化するサービスです。

このようなお客様におすすめします

本来であれば、全社リスクアセスメントは組織として定期的な実施を想定すべきものであり、継続的に運用するための仕組み構築、すなわち全社的リスクマネジメント(ERM)の構築・導入が理想的です。ですが、あまり大上段に構えると、いつまで経っても仕組みの構築ができないばかりか、リスクの洗い出し一つもなかなか進められないという事態に陥りかねません。

これを踏まえ、具体的には次のような悩みをお持ちのお客様におすすめします。

  • 急成長し自分たちがいまどんなリスクを抱えているのか、正確に把握できていない
  • いま順調ではあるが、何かあったら転落するという危機感が現場にない。その意識のズレを可視化し修正したい
  • 今までISOを導入するなど色々やっては来たが、ほかに認識漏れがないか不安

サービスの特長

 
1. 経営にとって重大なリスクを漏れなく洗い出します
リスクカテゴリをベースにしたリスク洗い出しが一般的ですが、ニュートンでは四層アプローチ(右図参照)で洗い出しを図ることにより網羅性を担保します。
【自動リスクマッピングツール】
2. 事務局の負荷を最低限に抑えます
リスク特定や分析・評価を行う際に手戻りが発生しやすかったり、作業負荷がかかりやすい箇所は決まっています。手戻りを最小化するノウハウを提供します。また、リスクマッピングを自動で行うツールもオプションで提供することができます。
3. 関係者のスキル向上と意識変革も期待できます
人が関与する以上、リスク洗い出しアプローチを手厚くするだけでは限界があります。「リスクを洗い出すのは自らの使命であり、将来自分たちにプラスになって返ってくる。そうした活動を怠ると、事業や組織は簡単に潰れる」といった意識をもってもらうための研修や、トップの考えを関係者に伝わりやすく言語化するサポートを行います。
4. リスクアセスメント支援キットを使えます
ニュートン・コンサルティングでは、リスクアセスメントを円滑に推進するためのオリジナルツール「リスクアセスメント支援キット」を販売しております。これはワークショップ型リスクアセスメントを導入されるお客様向けの製品で、リスクアセスメントの円滑な推進を強力に支援してくれます。必要に応じてこうしたツールも活用しながら支援を実施いたします。
5. お客様のニーズに合わせてオーダーメイドが可能です
お客様のご要望に合わせて、リスクアセスメント手法についてインタビュー/調査票/ワークショップのいずれかまたは複数の組み合わせをとることができます。また、洗い出したいリスクの種類に応じてアセスメント手法を変えるなど、他にも選択肢をご提示できます。

初年度は簡単に実施し、徐々に本格的なアセスメントに昇華させたいというお客様に

最初から完璧なアセスメント実施を求めず、まずは「簡単で構わないのでやってみる」というお客様向けにカスタマイズしたサービス提供も可能です。事務局やアセスメント担当者の負荷を最小限にとどめ、費用も抑えることができます。

成果物(例)

【参考: 様々なリスクアセスメント手法及びリスクアセスメントツール】
・リスクアセスメント結果
リスク洗い出しシート(リスクを洗い出したり、リスクの大きさを算定したり、対応検討要否を判断した結果を書き出すシート)などを使いリスクアセスメントを実施した結果です。エクセルを利用される場合は一部マクロを使った自動処理機能もついています。
【リスクアセスメント実施結果報告書(目次例)】
・リスクアセスメント実施結果報告書(含む、リスクマップ等)
リスクアセスメントシートで判明した結果をベースに、どのような重大リスクが特定されたのか、どのような課題が認識されたのか、どのような傾向が見てとれたのかについて分析・評価した結果を報告書の形でとりまとめたものです。

支援範囲と支援ステップ

下図は全社リスクアセスメントに関しての一般的な流れです。
お客様のご要望によって支援範囲のカスタマイズも承ります。たとえば、報告書作成や報告会の開催などが不要な場合には、リスクアセスメント結果のとりまとめまでをご支援範囲にすることもできます。

【図:全社リスクアセスメント実施支援の範囲】
【図:全社リスクアセスメント実施支援の範囲】
【図:全社リスクアセスメント実施ステップと成果物】
【図:全社リスクアセスメント実施ステップと成果物】

事例

事例1 大手メーカー
相談内容 過去数年間にわたり自力でリスクアセスメントを実施してきたが、我流であるためきちんとリスクを洗い出せている気がしない。また出せていたとしても経営層にとってピンと来ないリスクが多い。
実施内容 トップマネジメントにヒアリングを行い経営層の認識するリスク洗い出しを実施。その後、トップが考える重大リスクをインプットしつつ、全本部長を一室に集め、リスク洗い出しツールも使い丸1日かけてディスカッションを実施。リスク洗い出しを行った。
事例2 アパレル
相談内容 今まで体系的にリスク洗い出しを行ったことがなかったため、一度、専門家の力を借りてしっかりと自社が抱えるあらゆるリスクを出してみたい。
実施内容 調査対象組織が広範であったため、当該組織のためにカスタマイズしたリスク調査票(含むマクロ機能)を用意。これをベースにリスク調査を実施した。品質を担保するため、ニュートンが蓄積してきた重大リスクDBとの突き合わせを行い、検討漏れのリスクを補完した。
事例3 インターネットサービス業
相談内容 これまでリスクアセスメントの仕組みは構築していたが、実質的に機能しておらず、重大リスクが顕在化してしまった。インシデントの数も減らない。さらに、インシデント発生時の不適切な対応から新たな別のリスクを生じさせてしまうということもあった。インシデント対応時、平常運用時の両方の観点で、リスクアセスメントプロセスを見直し、PDCAサイクルを確立したい。
実施内容 リスク台帳を複数の観点・機会で更新できるプロセスを3つ導入した。1つ目は、環境変化起点で大きな環境変化があった際の見直しプロセス。2つ目は、インシデント起点でインシデントが発生した際に、そのインシデントから将来のリスクを予測・管理するプロセス。最後に、インシデント対応そのものから生じる新たな別のリスクを特定・評価できる仕組みを導入した。

サービス概要

全社リスクアセスメント実施支援サービス

概要 全社的なリスクアセスメントの実施支援を通じて、組織全体がどのようなリスク・課題を抱え、どのような対応を行っているのか、経営にどのような関与が求められているのかを可視化するサービスです。
期間 1.5~3ヶ月
価格 応相談

Case Study お客様事例

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