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用語集

ハイレベル事業インパクト分析(ハイレベルBIA)

2009年12月11日

ハイレベルBIAとは、組織が何らかの事故・災害などに遭遇して通常の事業活動ができなくなった場合における事業復旧要件(復旧目標)を特定するための分析手法を指します。

なお、この分析は組織を取り巻くステークホルダー(例:顧客、サプライヤ、株主、規制当局などの利害関係者)のニーズの洗い出しとその整理を行なうことによって事業復旧の要件を特定してゆくことから、「ステークホルダー分析」とも呼ばれており、事業継続計画(BCP)を策定する際の一番初めに行なうステップです

なぜハイレベルBIA(ステークホルダーのニーズ分析)を行なうのか?

地震や水害、新型インフルエンザなどによって、ある会社の事業活動が長期にわたり中断してしまうケースを想定した場合、その被害を回避するために、その会社の経営陣が、「何を、どこまで、いくらをかけて、どのような事前対策を、打っておけばいいのか」という疑問に対する回答を得るためには、ステークホルダーが何を求めているのか?を知る必要があります。

たとえば、金融業を営んでいる会社であれば、顧客の声もさることながら、規制当局(金融庁)の声を知る必要があります。事業の中断は、規制当局からの行政処分の原因になる可能性があるためです。仮に、3日以上停止したら「業務改善命令」を受ける可能性がある、ということであれば、これによって顧客の信頼を喪失してしまうことを防ぐため、その事業が被災したとしても3日以内に復旧するためにはどうしたらよいのか?という対策(事業継続計画)を考えることになります。

このようにハイレベルBIAでは、事業の復旧要件、すなわち、復旧のためのゴール設定を行なうことができ、また、これにより適切なレベルの対策へ結びつけることができるようになるため、事業継続計画(BCP)の策定には必要不可欠なステップであるといえます。

ハイレベルBIAが終わったら、事業インパクト分析に進んでください。

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