学校の安全対策強化へ、「危機管理マニュアル」などの評価・見直しガイドラインを公開 文科省
掲載：2021年06月15日
リスクマネジメント速報
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文部科学省は6月、「学校の『危機管理マニュアル』等の評価・見直しガイドライン」を公開しました。学校の安全管理を強化することが目的です。これまでは、「学校の危機管理マニュアル作成の手引」(2018年3月)を参考にして、同マニュアルの作成と見直しを行うよう、求めていました。
「危機管理マニュアル」は、学校保健安全法に基づき、全ての学校で作成が義務付けられています。文部科学省は適宜、同マニュアルの見直しを求めています。
公表されたガイドラインでは、危機管理マニュアルに求められる事項を再整理しました。例えば、「学校の危機管理マニュアル作成の手引」における「個別の危機管理」の内容は、「事前の危機管理」「発生時(初動)の危機管理」「事後の危機管理」の３段階に区分して掲載しています。
ガイドラインは、「チェックリスト編」「解説編」「サンプル編」の3部で構成されています。見直しや改善を行う際の評価の観点と、参考情報を掲載しています。
また、危機管理マニュアルは、項目によっては、「避難確保計画」を兼ねる場合があります。ガイドラインでは、この点も踏まえて、文書の記載事項を整理して解説しています。
