厚生労働省は5月4日に発表された新型コロナウイルス感染症専門家会議からの提言を踏まえ、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を5月7日に公表しました。
「新しい生活様式」の実践例は、「一人ひとりの基本的感染対策」「日常生活を営む上での基本的生活様式」「日常生活の各場面別の生活様式」「働き方の新しいスタイル」の4つの項目で構成されています。
「一人ひとりの基本的感染対策」としては、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いが感染防止の3つの基本として掲げられ、人との間隔はできるだけ2m(最低1m)空けること、遊びにいくなら屋内より屋外を選ぶことなどが留意点として挙げられています。「日常生活を営む上での基本的生活様式」については、こまめな手洗い・手指消毒や咳エチケットの徹底、換気などが推奨されており、「日常生活の各場面別の生活様式」では、買い物や公共交通機関の利用、食事など、さまざまな場面における留意点が列挙されています。「働き方の新しいスタイル」としては、テレワークやローテーション勤務、時差通勤、会議はオンラインで行うことなどが示されています。
厚生労働省では、「新しい生活様式」を「手洗い、咳エチケット等の感染対策」、「『3つの密』の回避」、「人との接触を8割減らす10のポイント」とともに活用してほしいとしています。