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論文で「週55時間以上の長時間労働者は心疾患と脳卒中のリスク高い」と発表 WHO・ILO

掲載:2021年05月25日

リスクマネジメント速報

         
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世界保健機関(WHO)と国際労働機関(ILO)は、週55時間以上の長時間労働者は虚血性心疾患と脳卒中のリスクが高いという論文を発表し、5月17日に学術誌「Environment International」のウェブサイトで公開されました。

掲載された論文は「Global, regional, and national burdens of ischemic heart disease and stroke attributable to exposure to long working hours for 194 countries, 2000–2016: A systematic analysis from the WHO/ILO Joint Estimates of the Work-related Burden of Disease and Injury」。WHOとILOが共同で調査しました。

論文では、週の労働時間が55時間以上になる場合を長時間労働と定義し、週35~40時間の労働者と比べて、虚血性心疾患と脳卒中のリスクが高いと示しました。調査対象とした2016年の長時間労働者は、世界人口の約9%にあたる4億8800万人で、推計74万5194人が過労によって死亡したと明らかにしました。

WHOとILOは、週55時間以上の長時間労働は一般的になっているとして、警鐘を鳴らしています。

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