日本雪工学会は2020年12月23日、新型コロナウイルスの感染防止に配慮した雪かき活動について、ガイドラインを作成し、チェックリストやポスターなどとともに公表しました。各地の雪かき活動が円滑に進められることを目的としています。
公開したガイドラインは「withコロナ期における雪かき活動ガイドライン(第1版)」。雪かき活動とは、除雪ボランティアの活動や共助除雪、一斉雪下ろし、除雪安全講習などを指し、これらの特徴を踏まえた活動指針となっています。
例えば、雪かき活動前の開会式や作業説明、スタッフの反省会などを感染症リスクが高まる場面と想定し、その対策と留意点をまとめています。また、地域の人たちによる炊き出しや食事会が実施されない可能性など、地域の人たちとの交流機会が制限される場面についても示しています。
感染症予防対策チェックリストは、活動団体・受入地域向けと除雪ボランティア向け、受援者向けの3つにわけて作成されています。ポスターは、主催団体向けと除雪ボランティア向けの2つです。それぞれが感染症予防対策を徹底して雪かき活動を行っていることを周知するために用意されました。
本ガイドラインやチェックリストなどは、同学会のウェブサイトにある除雪安全行動研究委員会のページからダウンロードできます。