山形県では、新型コロナウイルス感染症にも対応したBCP策定ツールを提供しています。県内の中小企業や小規模事業者向けに、BCP取り組みの第一歩を踏み出しやすいよう、分かりやすさに重点が置かれて制作されています。
提供しているのは、「【山形県版BCP策定モデル】『初めてでも簡単!BCP策定シート』」とその解説書である「BCP策定の手引き」です。策定シートは、山形県に多い7つの業種(建設業、製造業、卸売・小売業、宿泊業、飲食業、生活関連サービス業、その他汎用版)に分かれ、リスクは、大地震と風水害・雪害、新型コロナウイルスを念頭にした感染症の3つに対応しています。この7業種に3つのリスクを組み合わせた、合計21個のBCPモデルがひな型として用意されています。BCP策定シートは穴埋め式で、「BCP策定の手引き」を参照しながら記入します。
山形県では、この策定シート作成後、中小企業庁が推進するBCP策定指針の初級編・中級編のひな型に沿って、より詳細なBCP策定を目指してほしいとしています。