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年次報告書「気候変動監視レポート2022」を公表 気象庁

掲載:2023年03月29日

リスクマネジメント速報

         
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気象庁は3月17日、日本と世界の大気・海洋などに関する年次報告書「気候変動監視レポート2022」を公表しました。それによると、年平均気温は、世界では100年あたり0.74℃の割合、日本では同1.30℃の割合で上昇しました。同レポートは1991年度に刊行された「地球温暖化監視レポート」を引き継ぐもので、大気・海洋などの観測・監視結果に基づく最新の科学的な情報と知見がまとめられています。

同レポートは、4つのトピックスと第1~2章、巻末資料から構成されています。気候変動は第2章のテーマとなっており、気温、降水量、積雪量、台風などの変動に関してそれぞれ記されています。

例えば、日本の気温については全国的に猛暑日や熱帯夜が増加し、冬日は減少しました。積雪量についても、北日本、東日本、西日本の日本海側で減少傾向が現れていると分析しました。また、積雪域面積の減少傾向が北半球では1月、6月、9~12月に、ユーラシア大陸では1~3月、6月、9~12月に明瞭に現れていると記しました。

一方、日本の年降水量と台風の発生数については、統計的に有意な長期変化傾向は見られないと分析しました。ただ、降水の日数は減少した一方、大雨や短時間強雨の発生頻度は増加しました。台風については、2022年の発生数は25個で平年並みでした。

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