日本銀行金融機構局は2020年12月24日、気候関連金融リスクに関する国際リサーチ・ワークショップを2021年3月25~26日にオンライン形式で開催すると発表しました。気候関連金融リスクについて、学術論文の報告や金融システム関連政策面の取り組みに関する議論を行うとしています。当日の議論の内容については後日、当局のウェブサイトに概要を取りまとめたものが掲載される予定です。
また同日、ワーキングペーパーとレビューも公表しました。
ワーキングペーパーは「気候変動と金融システムの相互作用:先行研究のサーベイ」と題して、気候変動と金融システムの相互作用について、近年増加している学術研究を調査・報告しています。
レビューは「気候関連金融リスクに関する国際的な動向―金融システム面での新たな議論―」と題して、気候変動問題と金融の関わりを議論したうえで、気候関連金融リスクの特徴とその把握等に向けた取り組みについて、国際的な動向を紹介しています。
なお、これら文書で示された意見などは執筆者の見解であるとし、日本銀行の公式見解を示すものではない、としています。