世界経済フォーラム(World Economic Forum)は1月19日、2021年版の「グローバルリスク報告書」を公表しました。毎年、年次総会(ダボス会議)の前に公表しており、今年で16年目になります。今後10年間に発生する可能性の高いリスクと影響が大きいリスクなどについて指摘しています。
報告書によると、今後10年間で最も可能性の高いリスクとして、第1位に異常気象、第2位に気候変動緩和・適応への失敗、第3位に人為的な環境災害を挙げています。また、今後10年間で最も影響が大きいリスクとして、感染症を第1位に挙げ、2位以降に気候変動対策の失敗やその他の環境リスクを挙げています。
なお、今年のダボス会議は5月にシンガポールで開催する予定で、例年の開催時期である1月には、25日からオンラインで「ダボスウィーク」を開催しています。