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高齢者施設・障害者施設の新型コロナウイルス感染対策事例集を作成 東京iCDC

掲載:2021年10月21日

リスクマネジメント速報

         
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東京都は10月14日、高齢者や障害者が入所する施設での新型コロナウイルス感染症対策を解説したパンフレットを公表しました。クラスターが発生した施設を東京iCDC(東京感染症対策センター)が支援した事例などを踏まえて、東京iCDCがパンフレットを作成しました。

パンフレットは「高齢者施設・障害者施設の新型コロナウイルス感染対策事例集」(全16ページ、A4サイズ)で、施設の職員を対象としています。16の事例について、実例を基にした「間違った対応」と「正しい対応」の両方を挙げて解説しています。

具体的には、環境整備、医療廃棄物、手指衛生、個人防護具、管理体制、ゾーニングなどの観点から、事例を示しています。例えば、おむつ交換の対応はディスポーザブルエプロンを使用することを正しい対応として挙げています。施設によっては、布製のエプロンやガウンを着用する誤った対応をとっていました。おむつ交換など身体的な接触がある場合は、撥水性のあるディスポーザブルエプロンと手袋を着用することが正しい対応となります。入所者と接触するごとにエプロン・手袋を交換し、手指の消毒を行うよう推奨しています。

パンフレットは東京都福祉保健局のホームページからPDF形式でダウンロードできます。