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女性の視点で災害対応を推進へ、各大臣が知事・市町村長に向けてメッセージを発出 内閣府

掲載:2021年06月24日

リスクマネジメント速報

         
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「防災女子の会」は5月17日、女性の視点を取り入れた災害対応を推進するため、小此木内閣府特命担当大臣(防災担当)に提言書を手渡しました。これを受けて小此木大臣および丸川内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)・女性活躍担当大臣は6月11日、知事・市町村長に向けてメッセージを発出しました。

「防災女子の会」は2020年12月、政策統括官(防災担当)付と男女共同参画局の女性職員で結成されました。提言書の柱は2つです。

1つ目は、女性の視点に立った被災者支援の推進です。避難所における性暴力やDVの防止、意思決定の場への女性の参画などを求めています。具体的には、「女性の視点からの防災・復興ガイドライン」を踏まえた「避難所運営ガイドライン」の修正などを求めています。2つ目は、国・地方公共団体の防災担当部局の体制を強化する必要性について示しています。具体的には、防災に関わる女性職員の増員や女性の視点に立った防災研修などを挙げています。

この提言を踏まえ、小此木大臣および丸川大臣が知事・市町村長に向けてメッセージを発出しました。避難生活における女性の安全・安心の確保、女性と男性が災害から受ける影響や男女のニーズの違いへの配慮、地方防災会議の委員への女性の登用、被災者支援などの災害対応の現場への女性の参画、男女別データの作成・活用などを推進するよう促しました。

女性が防災・復興における「主体」であることは、第3回国連防災世界会議で採択された「仙台防災枠組2015-2030」でも打ち出されています。

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