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インフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨 日本感染症学会

掲載:2021年10月25日

リスクマネジメント速報

         
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一般社団法人日本感染症学会は9月28日、「2021-2022年シーズンにおけるインフルエンザワクチン接種に関する考え方」を公表しました。今シーズンも積極的な接種を推奨するとともに、ウイルスが海外から持ち込まれた場合に「大きな流行を起こす可能性もある」と指摘しています。

北半球での2021年冬季におけるインフルエンザの流行を予測するには、南半球の状況が参考になるため、公表された文書では、オーストラリアやアジアの亜熱帯地域における状況を紹介しています。オーストラリアではインフルエンザ確定患者が「極めて少数」でしたが、バングラデシュやインドではインフルエンザの流行が認められたとしています。併せて、英国政府の諮問機関でワクチン・予防接種合同委員会(JCVI)が「今シーズンはインフルエンザの流行が早期に始まったり、昨年流行がなかったために最大で例年の1.5倍の大きさの流行になったりする可能性がある」として、インフルエンザワクチン接種を呼び掛けた提言も紹介しています。これらを踏まえ、日本感染症学会ではインフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨しています。

国内のインフルエンザワクチンの供給については、厚生労働省が10月22日、供給予定量は約2,818万本の見込みと発表しました。これは例年の使用量に相当する規模としています。

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