マネジメント層の約5割がリスクマネジメントについて「もっと身につけておけば良かった」と回答、「トップマネジメント意識調査2022」結果を公表 JMA
掲載:2023年01月12日
リスクマネジメント速報
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就任前にリスクマネジメントに関する知識をもっと身につけておけば良かったと感じているマネジメント層はおよそ半数に上ることが、一般社団法人日本能率協会(JMA)の「トップマネジメント意識調査2022」の調査結果から分かりました。調査はJMAが開催している役員・経営幹部向け研修プログラムの受講者を対象に昨年実施したもので、現役の取締役や執行役員など278人から回答を得ました。
JMAでは、経営者に求められる資質や行動に関するアンケート調査を定期的に実施しています。「トップマネジメント意識調査2022」は2022年7月14日~10月26日にかけて行われ、同年12月に結果が公表されました。
アンケート調査では、経営者に求められる資質や必要な知識およびスキルの習得に関するギャップなどを尋ねています。例えば、経営者として必要と思われる知識やスキルに関して、「もっと身につけておけばよかったもの」を尋ねたところ、回答者の48.2%がリスクマネジメントに関する知識を選択しました。一方、リスクマネジメントに関する知識を「既に身につけている」と回答した割合は32.7%に留まり、15.5ポイントの乖離がありました。なお、「もっと身につけておけばよかったもの」として最も割合が高かったものは「会社法・税法などに関する法律知識」(71.6%)で、次いで「財務・会計に関する知識」(69.1%)でした。
調査結果の詳細はJMAのホームページに掲載されています。