気候変動の影響を感じるのは「夏の暑さ」、気候変動に関する世論調査の結果を公表 内閣府
掲載:2023年11月28日
リスクマネジメント速報
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内閣府は11月10日、7月27日~9月3日に実施した「気候変動に関する世論調査」の結果を公表しました。それによると、気候変動の影響を日常生活の中で感じるのは「夏の暑さ」であり、回答者の94.8%を占めました。2020年の前回調査と比べて5ポイント増加しました(複数回答可)。また、気候変動の影響として「熱中症のリスクが増大すること」が問題であると思う人の割合も前回調査と比べて10ポイント以上も増加しました。一方、気候変動による影響を「特に感じない」とする回答は前回調査と同じく1%台にとどまりました。
気候変動に関してどのような影響が問題だと思うかを複数回答で尋ねたところ、最も割合が高かったのは「農作物の品質や収穫量の低下、漁獲量が減少すること」であり1.9ポイント増の85.7%でした。次いで「洪水、高潮・高波などによる気象災害が増加すること」(76.4%、3.1ポイント減)、「豪雨や暴風による停電や交通まひなどインフラ・ライフラインに被害が出ること」(69.6%、4.3ポイント減)、「熱中症のリスクが増大すること」(66.7%、12.9ポイント増)と続きました。
調査では「気候変動適応」という言葉や取り組みを知っているかどうかも尋ねています。言葉を「知っていた」とする回答や「言葉は知らなかったが取り組みは知っていた」とする回答はそれぞれ増加しおよそ13%となりました。一方、前回調査と同じく約5割は、言葉も取り組みも「知らなかった」と回答しました。
地球環境問題や「脱炭素社会」の実現に向けた取り組みについては回答者の多くが前向きな姿勢を示しており、双方ともに約9割が「関心がある」および「取り組みたい」と回答しました(※)。
※「関心がある」は「関心がある」と「ある程度関心がある」の合計、「取り組みたい」は「積極的に取り組みたい」と「ある程度取り組みたい」の合計。
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