大賞は富士通とリクルートHD、「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2024」を発表 日本取締役協会
日本取締役協会はこのほど、「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー」を発表しました。
本表彰は、コーポレートガバナンスによって中長期的に健全な成長を遂げている企業を応援するため2015年に開設されました。今回で10年目にあたり、初めてGrand Prize Company(大賞)を受賞した企業が2社となりました。
Grand Prize Companyを受賞したのは、富士通(株)と(株)リクルートホールディングスです。(株)富士通については、取締役会の過半を独立社外取締役が占めており、多様な視点を取り入れている点、企業としてもハードからソフトの会社へと変革を遂げている点が評価されました。リクルートホールディングス(株)については、経営戦略とコーポレートガバナンスを融合させ、その成果が企業価値やPBR、資本収益性に表れている点が評価されています。
特別賞・経済産業大臣賞は、横河電機(株)が受賞しました。選定理由としては、次期社長・役員の選考と育成を目的とした経営者育成・評価プログラムを運用している点、代表執行役社長の評価については、指名委員会が多面的な評価を行っており、再任・不再任に客観性・透明性・継続性が確保されている点などが挙げられています。
特別賞・東京都知事賞は、パーソルホールディングス(株)が選ばれました。選定理由は、女性管理職比率・女性採用率ともに高水準であり、男性の育休支援や障がい者雇用への積極的な取り組みなどでダイバーシティを推進している点、本社ビルの再エネ化で気候変動への対応を実施している点などが紹介されています。