気象庁は1月15日、7~11日にかけて大雪や暴風をもたらした気象状況について取りまとめた文書を公表しました。当時は、発達した低気圧および強い冬型の気圧配置によって、大雪・暴風が発生し、福井県で車の立ち往生が発生したり、富山県では倒木によって道路が寸断されたりしました。
公表された資料によると、7~11日にかけて、北日本から西日本の日本海側を中心に断続的に強い雪が降り、普段雪の少ない九州などでも積雪がありました。この期間の降雪量は、新潟県高田で213cm、岐阜県白川で192cm、福井県大野で158cm、長崎県長崎で21cmでした。また、新潟県高田では、9日に24時間降雪量が103cmを観測し、観測史上1位となりました。
暴風についても、同期間に北日本と東日本の日本海側を中心に広い範囲で発生し、秋田県八森では7日に最大瞬間風速が42.4m/s、最大風速は28.1m/sを観測し、ともに観測史上1位の値を更新しました。