既存ITシステムはDX対応要件をどれだけ満たしているか? 評価指標の活用ガイドなどを公表 IPA
掲載:2022年02月02日
サイバー速報
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独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は1月17日、「プラットフォーム(PF)デジタル化指標」の活用方法を解説した資料を公表しました。PFデジタル化指標はIPAが2021年に策定した指標で、自社の既存ITシステムがDX対応要件をどれだけ満たしているのかを評価するためのものです。
新たに公表された資料は「PFデジタル化指標ITシステム構築ノウハウ参照ガイド」と「PFデジタル化指標(利用ガイド)」です。指標を用いて課題を可視化した後の次のステップを案内する内容で、IPAが作成した「DX実践手引書 ITシステム構築編」のどこを具体的に参照すべきか、評価項目ごとに該当箇所を指し示しています。
PFデジタル化指標は(1)ITシステム全体(2)DX対応に求められるもの(3)基礎的要件の3軸から構成されています。ブラックボックス化したままのITシステムでは新しいデジタル技術を導入しても効果が限定的になるため、現行ITシステムの状況をDX推進の観点から評価する目的で策定されました。
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