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「サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄」(SX銘柄)の募集要領などを公表 経産省

掲載:2023年07月26日

リスクマネジメント速報

         
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経済産業省は7月21日、10月2日から応募受付する「サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄」(SX銘柄)に関する募集要領やSX調査票、説明動画などを公表しました。SX銘柄とは経済産業省と東京証券取引所が2023年に創設した銘柄選定制度であり、「SXを通じて持続的に成長原資を生み出す力を高め、企業価値向上を実現する先進的企業群」を選定、公表するものです。

対象企業は東京証券取引所のプライム市場・スタンダード市場・グロース市場に上場している企業のうち、PBR(株価純資産倍率)が1倍以上の企業です。1倍未満は時価総額が企業の解散価値を下回る状況であり、継続的にPBRが1倍を割れている企業は、資本コストを上回る資本収益性を達成できていないか、資本コストを上回る資本収益性は達成しているものの、将来の成長性が投資家から評価されていないと考えられるためです。

応募の際にはSX調査票の提出が必要です。SX調査票は記述式設問と選択式設問、リファレンス(開示書類)で構成されており、リファレンス資料の英文開示は審査の加点対象となります。審査では、SX調査票に記載された内容から応募企業が価値創造ストーリーを構築できているかを確認します。その際にはSX経営の手引きとして経済産業省が2022年8月に公表した「価値協創ガイダンス2.0」のフレームワークが用いられます。

応募受付は10月 2日から11月30日まで。審査期間を経て2024年4~5月頃に選定企業を決定し、同年5~6月頃に公表する予定です。なお、調査票を提出した企業には同年6月頃にフィードバックシートを送付するとしています。

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