設立総会に向けて「人的資本経営コンソーシアム」が賛同する法人を募集中 経産省/金融庁
掲載:2022年07月29日
リスクマネジメント速報
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経済産業省と金融庁がオブザーバー参加する予定の「人的資本経営コンソーシアム」が8月25日に設立総会を開催すると発表されました。人的資本経営コンソーシアムは、人的資本経営の実践に関する先進事例の共有や企業間協力に向けた議論、効果的な情報開示の検討を行う場として、伊藤邦雄一橋大学CFO教育研究センター長らが発起人となって設立されるものです。設立総会に向けて賛同する法人を募集しています。
人的資本とは人材を資本と捉え、投資対象とみなすものです。2021年6月に改訂されたコーポレートガバナンス・コードでは、人的資本への投資について具体的に情報を開示するよう、盛り込まれました。
また、人的資本経営とは人材の価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげることです。人的資本経営を実践し、その方針を投資家との対話や統合報告書などで説明することは、持続的な企業価値の向上に欠かせない要素の一つとなってきています。
人的資本経営コンソーシアムは、総会の下に企画委員会、実践委員会、開示委員会などが設置される予定です。現在、人的資本経営の実践および開示に関して先進的な取り組みを行い、その内容を共有できる法人の参加を募っています。詳細は金融庁と経済産業省のホームページから確認できます。
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