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「サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄」(SX銘柄)を創設、7月に公募予定 経産省・東証

掲載:2023年02月27日

リスクマネジメント速報

         
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経済産業省と東京証券取引所(東証)は2月10日、「サステナビリティ・トランスフォーメーション銘柄」(SX銘柄)を創設すると発表しました。SX銘柄では、投資家と対話して社会のサステナビリティに関する課題やニーズを自社の成長戦略に取り込み、経営改革や事業変革を通じて長期的かつ持続的な企業価値創造を進めている先進的企業を選定します。

経済産業省では、「社会のサステナビリティと企業のサステナビリティを同期化させ、そのために必要な経営・事業変革を行い、長期的かつ持続的な企業価値向上を図っていくための取り組み」をSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)と定義しています。SX銘柄は、変革が進む日本企業への再評価と市場における新たな期待形成を促す事業として位置付けられました。背景には2022年8月に公表された「SX版伊藤レポート(伊藤レポート3.0)」や「価値協創ガイダンス2.0」があります。これらは経済産業省の「SX研究会」での議論を取りまとめたもので、「長期的かつ持続的な企業価値向上のためには、SXをキーワードとする経営変革こそが、今後の経営に必要不可欠」と提言しています。

経済産業省と東証は「SX銘柄評価委員会」を立ち上げ、SX銘柄の審査基準などを策定します。2023年7月頃にSX銘柄の公募を開始し、2024年春頃に選定結果を公表する予定としています。

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